2013年7月28日日曜日

『グループダイナミックス 集団と群集の心理学』『神智学』『中国五千年 性の文化』『坂の上の雲〈1〉』

グループ・ダイナミックス --集団と群集の心理学 グループ・ダイナミックス --集団と群集の心理学
釘原 直樹

有斐閣 2011-03-30
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著者が野球好きなのだろうと思う。何かの話題につけ日本野球界のチームや経営陣の話を譬え話に使うので野球に興味もなくなっている私(読者)にとっては意味が分からない内容になってしまう所もあるように思う。

集団・群衆心理をまとめてあるといえばいえるけれど、あまり理解しやすい内容でもないので購入するのはオススメしません。図書館にあったらその場でペラペラと読んでみてから借りるか考えた方がいいような本でした。

神智学 (ちくま学芸文庫) 神智学 (ちくま学芸文庫)
ルドルフ シュタイナー Rudolf Steiner

筑摩書房 2000-07
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また再読してしまいました。

中国五千年 性の文化史 中国五千年 性の文化史
邱 海濤,納村 公子

集英社 2000-11-02
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「性」といっても学問的な真面目だけどお硬くない内容。古代から現代までの中国に存在した性文化を紹介しています。

印象的だった話題は、昔の中国人が持っていた“セックス観”。男性が精(精液)を漏らさない(射精しない)のが重要だと考えられていたという話。今現代の日本人はセックスで何回射精できるかを競うようなセックス観を持っていると思います。が、つい最近までの中国では一夜に何人の女性とセックスしても精を漏らさず、最後の最後で精を出すのが最高に良い、精力が強い男と考えられていたとか。

その源流を考えると『エロスと精気』で書かれているような自然なポリネシアンセックスに行き着くように思いました。面白く興味深い話が盛り沢山でした。

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎

文藝春秋 1999-01-10
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NHKスペシャルテレビドラマを2011年に観終えてから読んだので、秋山好古(あきやま よしふる)が阿部寛、秋山真之(あきやま さねゆき)が本木雅弘、正岡子規が香川 照之、子規の妹・律が菅野美穂のイメージとして浮かんで読みやすくはありました。結構、配役がバッチリだったんだなと小説を読んでいると理解できます。

ちなみに秋山真之の海軍士官学校時代の先生は心霊研究者で心霊書の訳者としても有名な浅野和三郎だったりします。あと真之は日露戦争の時には出口王仁三郎(でぐちおにさぶろう)大本教(おほもと)に入信していたりしていたことも予備知識として知りながら読み始めています。

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